建築の門外漢がまわる旅、今回は三角地から南営、ソウル駅までまわってみよう!
こんにちは、ソウルナビです。実は旅行では気がつかないかも知れませんが、ソウルには古い近代的な建物が意外と残っています。中心部にもソウル市庁舎(現在リノベーション中)、ソウル市議会(日本統治時代の府民館)、シンセゲ百貨店(日本統治時代の三越)、ソウル駅舎(現在リノベーション中)などもありますが、実は大通りから一歩入って住宅地の中にも、意外と古い建物が残っているのです。日本統治時代が終わり、朝鮮戦争を越え、21世紀に入って残る建物。でも最近はソウルも再開発が進み、急激にその手の建物がなくなりつつあります。過去4回、そんな建物を探して歩いていきましたが、今回は三角地からソウル駅まで歩いてみようと思います。実は数年前にも1度歩いたことがあるのですが、これだけ再開発が進む中、どのくらい残っているのかちょっと不安。早速行ってみましょう。
三角地
ソウル駅から2つめ、地下鉄4号線サンカクチ(三角地)駅下車。3番出口を出て1つ目の道を左に入ります。さっそく右手にも古い建物がちらほら見えますが、今日の反対側、ソウル駅の方向を目指します。次の通りに出たら、ちょっと右へ。どうしても押さえておきたい建物があります。
三角地物件1、「工場長の家」 -徒歩4分
数年前にも三角地を歩いていて偶然見つけた物件。今回もまだ健在でした。通りに面して、かなり広い敷地の中に立派な家が残っています。勝手に工場長の家?と名付けていますが、果たして。誰も住んではいないようですが・・・
ふたたび道を戻り、三角地の交差点に向かいます。ここにあるかなり古めのマンション、サンカクチアパートも注目。雰囲気に圧倒されます。
三角地の交差点にある横断歩道を渡り、ソウル駅方面へ向かいます。右手には戦争記念館。道路と戦争記念館の間にも、建物があります。その建物がまた古い。ちょっと右に曲がり路地に入ると、まるで日本と思われるような古い家が並んでいます。
三角地物件2,「幽霊アパート」 -徒歩7分
こちらはバスから見えて驚いた物件。戦争記念館の西側出口のすぐ脇にあり。かなり古そうなアパートです。だれも住んでいないと思いますが、なぜかそのままの姿で残っています。
南営洞
警備の厳しい記念館の入口の前を通り、そのまま北へ向かって歩きます。南営洞の、2つめの道を右に曲がり、大通り沿いから1つ脇の道を進みます。このあたりもちらほら、両側に古い建物が見られます。
ひし形窓を発見!いまは通気口のようですが・・・さりげなく生き残っています。
葛月洞(カルウォルドン)
車通りにぶつかったら、右へ。ファミリーマートの前を横断歩道を渡り、さらに先に進みます。次は葛月洞(カルウォルドン)。目の前に坂が見えてきます。この坂の途中から右を見渡すと、かなり昔の屋根が見えます。ここもビューポイント。
この建物はなに?あきらかに町中で異様なオーラをはなっています。アート?パラダイス?
T字路にぶつかったら左へ、坂を少し下ります。その先には教会と、また古そうな建物が見えます。このまま行くと降りて下の大通りに出てしまうので、右の路地に曲がります。またT字路にぶつかります。右手にも、正面にも、古そうな、ただし改装されて現役の家が見えます。
T字路にぶつかったら左へ。右手にはうっそうとした森のようなものが。その先には・・・