ソウルでホットなエリア、龍理団キル(ヨンニダンキル)に行ってみよう!

多国籍なお店が点在するエリア、人気のカフェやレストランをチェック!

こんにちは!ソウルナビです。韓国では今年(2024年)『青龍の年』ということで何かと『龍』が話題になりますが、ナビも『龍』にちなんで、ソウルの人気スポット『龍理団キル(ヨンニダンキル)』に行ってきました!

『理団キル(リダンキル)』とは、2015年に話題になった梨泰院の『経理団キル(キョンニダンキル)』に倣って、新しい話題&注目のスポットのこと。龍理団ギル(龍山+理団キル)もそのうちの一つで、古い住宅街や商店を改造した独特なコンセプトのお店が集まっていて、地元MZ世代たちがたくさん訪れるスポットとして知られています^^

ちなみに、『龍山』という地名ですが、仁王山から龍山エリアを通って漢江へ伸びるが龍のようだ、あるいは、実際にこの地域に龍が現れた、などいくつか説があるそうですが、『龍』と関わりがあるのは間違いないよう。また、風水的にも龍山は『地の気運』が集まる『吉地』といわれているので、新年早々良い運にあやかれそう^^ではさっそく、ご紹介しましょう!

龍山といえば?!

龍山といえば、ソウル駅から2駅目、地下鉄1号線と地方とつながる鉄道駅『龍山駅』を中心に、駅前には電子商店街があり、昔ながらの町並みが広がっているエリア、というイメージが強かったのですが、今はずいぶん変わりました。

本格的な開発は2017年ぐらいから。韓国の大手化粧品会社『アモーレパシフィック』をはじめ相次ぐ大企業の本社移転後に駅周辺の開発が進行。続いて、BTSファンの聖地としても知られる『HYBE』社屋移転、大統領室移転、龍山米軍基地の公園化などが続ぎ、駅周辺は高層ビルが立ち並ぶソウル都心部の主要駅の街並みになりつつあります。

アモーレパシフィック本社

アモーレパシフィック本社

HYBE社屋

HYBE社屋

龍山は1号線龍山駅と4号線新龍山駅があり!

初めて行くと少し戸惑ってしまうかも。龍山の駅は1号線龍山(ヨンサン)駅、4号線新龍山(シニョンサン)駅と2つの駅があり、お互い徒歩3分ほどの距離ながら別駅扱いとなっていて今のところ乗り換え不可。

地下鉄1号線龍山駅
KTX・京義中央線・京春線など鉄道駅とも連結。駅ビルにIPARK MALLあり。

地下鉄4号線新龍山駅
三角地、二村のほか、明洞や東大門市場などもつながっている路線。この周辺がここ7年ほどでかなり開発が進んだ地域。

新龍山駅から眺めた龍山駅

新龍山駅から眺めた龍山駅

龍山駅から新龍山駅の方を眺めると、ツインタワーの奥にアモーレの本社が見えます。

龍山駅から新龍山駅の方を眺めると、ツインタワーの奥にアモーレの本社が見えます。

『龍理団キル』って?!

今回ナビが歩いてきた『龍理団キル』は、地下鉄4号線の新龍山駅と三角地駅、龍山公園の間に広がるエリア。昔からある食堂や住宅、商店の間に多国籍なレストラン、カフェ、飲み屋などが点在してます。平日はビジネスマンやOLも訪れ、週末はMZ世代がデートやグルメ探訪に訪れるところ。
<周辺の見どころ・グルメなどは?!>
見どころやグルメどころが周りにたくさん^^龍山子供庭園、龍山歴史博物館、『HYBE』社屋、二村駅方面に国立中央博物館、国立ハングル博物館などがあり、三角地駅の方には昔からの食べ物通り『テグタン通り』、その後ろに戦争記念館もあり。また1号線龍山駅にはIPARK MALLがあり、ショッピング・グルメ・エンターテインメントまで集まっているほか、大型マートのEmartもあり。
 
<さっそく、龍理団ギルを歩いてみました!エリアフォト@龍理団ギル>
歴史的に龍山は高麗時代から外国軍の拠点だった場所。また、今でも龍山区全体でみると、梨泰院、大使館が集まる漢南洞なども含め外国人がたくさん住んでいる地域でもあり。そんな龍山を象徴するかのように、龍理団ギルには多国籍なお店が集まっていて、お店の看板を見てもいろんな言語が目にとまります。

昼間はこんな感じ~

夜もまた若者たちで賑わっています~

<人気のお店をチェック!>
◎TEDDY BEURRE HOUSE
クロワッサン&クルンジが人気!テディベアが目印のカントリー風カフェ
MZ世代に愛される『龍理団(龍山+経理団)キル』のベーカリーカフェ。地元で評判のクロワッサンで行列が絶えず、平日もテイクアウトに人気。店内ではフル回転で焼き上げ、時間帯によってはお目当てのパンがないことも。大きなサクサクのクロワッサンが特徴で、サンドイッチやデザート系デニッシュ、クルンジも人気。店内はアメリカンカントリー風で、可愛らしいテディベアが点在し、ウッディな雰囲気が漂っています。

◎DOTORI
行列のアニメーションを思わせる木造家屋のかわいいカフェ
店内にはベーカリー、焼き菓子、ケーキや手作りヨーグルトなどがずらりと並んでいるほか、ハチの巣アイス、ブランチメニューもありとメニューがとにかく豊富。ちょっとした一休みや食後のデザートにおすすめは店名にもなっている見た目もかわいいドトリ(どんぐり)型のマドレーヌとブレット。マドレーヌはアールグレイ、チョコ、抹茶など6種、ブレッドはチョコとプレーンの2種あり。ブレッドは中に手作りヨーグルトを使ったクリーム入りで、ブレッド生地にもヨーグルトを使用しているとか。

◎陵洞ミナリ
行列の韓食レストラン!ミナリ(セリ)と韓牛の調和♪セリたっぷり入りのコムタン&ユッケビビンバ
多国籍なレストランが多い新龍山のほっとスポット『龍理団キル』の人気店の中でも、数少ない行列のできる韓食レストラン。店構えは老舗っぽいものの、2022年末にオープンした新参店。店名にあるように『ミナリ(セリ)』を使った料理が特徴。ユッケビビンバ、コムタン(牛スープ)、スユクジョンゴル(ゆで牛スライス鍋)、コリチム(テール蒸し)など新鮮なセリの香り&食感と韓牛(ハヌ)のマッチングが味わえる。単品ユッケ、ミナリなしメニューなどもあり。平日ランチタイムを避けるとすぐに座れる場合もあるが、ディナー、週末は行列必至。

◎TAPACOPA
雰囲気のよいスペインレストラン
三角地駅から徒歩約3分ほど、龍理団キルの雰囲気のいいスペイン料理店。主に鱈やタコ、コウイカや貝柱など海鮮物を使用した一品料理、色彩豊かな多様なピンチョス、直接カービンスするイベリコ豚の生ハム、そして、それらお料理にぴったりのワインが味わえる。インテリアや食器、小物にもこだわって、全体の調和があったかく居心地の良い空間になっている。こじんまりとしたシンプルな外観ながら、お店は1階のほか地下1階もあり、1階はバーとテーブル、地下1階は団体にもぴったりな大テーブルもあり。

◎ FOCACCIA della STRADA
外国人にも人気!龍理団キルのフォカッチャ専門店
話題のカフェやグルメ店が立ち並ぶ龍山の人気エリア『龍理団キル』。国際色豊かなお店の中で注目の専門店。キャラクターが目印でカジュアルな雰囲気、テーブル4台のイートインも。フォカッチャ、サンドイッチ、トマトスープなどにはほとんどイタリアから輸入した食材を使用。カクテル、ワイン、ビールも充実。親切な店員で好印象。混雑時は入口右手の番号札をゲットして待つと良い。

◎pixel per inch
フィルムカメラの魅力満載、龍理団キルの独立書店
龍山のMZ世代に人気のスポット『龍理団キル』にある独立書店。書店といっても、最近支持層が増えつつあるフィルムカメラで撮った写真や関連品を展示および販売しているお店。こじんまりとした店内の一角には自由に試せる映写機&フィルムが無造作に置かれ、有料でフィルムカメラやポラロイドカメラのレンタル・販売・現像もしてくれる。文房具やポストカード、フォトエッセイ、小物など視覚的に楽しい商品が並んでいて、写真の魅力を再認識させてくれるお店。カウンター横にはポラロイド写真を撮ってくれる有料フォトブースもあり。

◎quartz
スペシャルティ―コーヒー店。お店特製の濃縮ミルクを使用したラテが美味しいといわれるお店。

◎quartz スペシャルティ―コーヒー店。お店特製の濃縮ミルクを使用したラテが美味しいといわれるお店。

◎SEOUL ANGMUSAE
聖水発、エンムセ(オウム)コンセプトのカラフルなインテリアの人気ベーカリー&デザートカフェ『ソウルエンムセ』の龍山店。

◎SEOUL ANGMUSAE 聖水発、エンムセ(オウム)コンセプトのカラフルなインテリアの人気ベーカリー&デザートカフェ『ソウルエンムセ』の龍山店。

◎sam sam sam
いつも行列のサンフランシスコスタイルの家庭料理店。ラザニア、リゾット、ステーキなど人気。

◎sam sam sam いつも行列のサンフランシスコスタイルの家庭料理店。ラザニア、リゾット、ステーキなど人気。

◎Bermuda
メキシコ料理店

◎Bermuda メキシコ料理店

◎Hieutu龍山
龍理団キルの中でも古株のベトナム料理店

◎Hieutu龍山 龍理団キルの中でも古株のベトナム料理店

◎コゴ
香港料理店

◎コゴ 香港料理店

◎きぼう
最近ソウルでよく見かけるようになった立ち飲み日本居酒屋。若者に人気。

◎きぼう 最近ソウルでよく見かけるようになった立ち飲み日本居酒屋。若者に人気。

◎パチンコ
日本居酒屋。

◎パチンコ 日本居酒屋。

◎魚缸路
海鮮飲み屋。海鮮好きの方に。

◎魚缸路 海鮮飲み屋。海鮮好きの方に。

いかがでしたか?平日も人気店は行列ができていますが、週末はさらに増えて賑わいます。とはいっても、一本道ではないので、梨泰院のように通りがすごい人ごみになるほどではないのでご安心を~。ぶらぶら歩きながら、 めぼしいお店があったら入って食事&お茶をするのにぴったり。 龍山の気運ももらっちゃいましょう^^以上、ソウルナビでした。


上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2024-03-05

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